ダンサーにとって,体が柔らかいのは必須です。
体が硬ければパフォーマンスに影響もしますし,ケガもしやすくなりますから。
また,ダンスをしない人にとっても,体が硬いというのはメリットが見つかりません。
基本的に「柔らかいほうがよいに決まってる」と思っています。
おそらく「体柔らかくなりたいですか?」と聞けば,ほとんどの人が「YES」と答えると思います。
ということで,では具体的にどんな方法でストレッチなどをしていけばよいのかということを紹介したいと思います。
※どちらかというと一般の方向けの話になりますので,ご安心ください。
ストレッチはいつ,どれくらいすればよいのか
ストレッチの処方せん,「いつ」「どれくらい」という用法用量って意外と知られていません。
けっこうなんとなくストレッチをしている方が多いかと思います。
ということで,ダンス歴20年以上,そして,パーソナルトレーナーに体をみてもらっている経験,そして,友人に凄腕整体師がいる僕がストレッチの処方せんを1つ示したいと思います。
ストレッチはいつすべきか
体を柔らかくするためにストレッチをするのは「体が温まってる」ときがよいです。
よく言われているのが「お風呂上がり」ですね。
もしくは運動後。
とにかく体温が上がっている状態でやるとよいでしょう。
体が温まっていると筋肉が伸びやすいので,いつもよりも体が伸びると思います。
その状態を習慣として繰り返すことにより筋肉は伸びていき,柔軟性は増していきます。
筋肉ってゴムみたいなものなんですよ。
ゴムって伸ばせば伸ばすほどだるだるになるじゃないですか。
あんな感じです。
ストレッチを習慣的に続けていけば固かった筋肉も伸びて柔らかくなります。
逆に,体が冷え切った状態だとあまりストレッチはしないほうがよいです。
また一気に最大値まで伸ばしてしまうようなストレッチもだめです。
怪我をしてしまいます。
ゴムもそうですよね。
寒くて固まっていたり,急激な負荷を一気にかけるとちぎれてしまいますから。
とにかくまずは体を温めることが重要です。お風呂上がりがベストでしょう。
ストレッチはどれくらい(何秒何セット)すべきか
結論から言えば,伸ばしたい部位を「15秒×3セット」かけてストレッチしてください。
先ほども言った通り,筋肉はゴムと同じなので,ゆっくりと伸ばしていくのがよいです。
なので1セット目で軽めの負荷をかけてストレッチをし,2セット,3セットと少しずつ負荷を強くしていってください。
またインターバル(休憩)を挟むことでストレッチの効果があがるという実感があります。
これは研究結果とかがあるかわからないので,サンプル数が少ないかもしれないのですが,僕以外にも同じことを言ってる人が何人かいます。
おすすめのストレッチ
ストレッチは伸ばしたい部位によっていろいろあるのですが,一般の方が体が柔らかくなったと実感するのは「開脚」だと思います。
まあ僕は開脚が開けばよいとは思ってないのですが,足が180度ひらくのはやはり憧れるでしょう。
あそこまでなるのは「股関節まわり」と「ハムストリングス(太ももの裏)」の柔軟性が必要です。
で,もちろん両方必要なのですが,とりあえず「ハムストリングス」のストレッチを紹介します。こちらです。
これするとハムストリングスがストレッチされますので,開脚にも役に立ちますし,足もスッキリします。
とくに膝の裏が伸びると足はすごいスッキリするんですよね。
これよく寝れるようになりますよ。
夜に寝れないとか,睡眠の質が悪いと感じている人にもおすすめです。
またタオルを使うことでしっかりと伸ばせます。
体が硬い人って,普通のストレッチさえできない人もいます。
昔は僕もそうでしたから気持ちがよくわかります。
でもこのタオルストレッチなら体が硬い人でもしっかりとストレッチすることができるのです。
まとめ
ということで,ストレッチの処方せん(用法用量)とおすすめのストレッチを紹介してみました。
あまりいろいろ紹介すると嫌になると思いますので,今回紹介したものだけに絞って毎日続けてみてください。
1つだけでも習慣化すると,他のストレッチもやりたくなるのでまずは1つから。
習慣化の方法はこちらの記事でも紹介していますので,ぜひご覧ください。

ということで「体を柔らかくする方法」でした。