今回は「情報は1冊のノートにまとめなさい」の感想レビューです。
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この本は有名で,中身のノウハウもけっこう出回ってしまっていますが,なんだかんだで読んだことがなかったので読んでみました。
情報は1冊のノートにまとめなさい 感想レビュー
ガッツリとネタバレするのは好きではないので,気になったポイントを3つほど紹介したいと思います。
ノートを分けることのデメリット
この本の主旨は「ノートとるならとにかく1冊にまとめましょう」ということですが,多くの人はノートを分けて使ってますよね。
例えば仕事で使うノート,料理のレシピのノート,アイデア出しノート,スケジュール帳など。
そもそも僕たちは学生時代から教科別にノートを用意して使ってましたもんね。なんの疑いもなくノートはわけるものだと思っています。
でもノートを分けるって,よく考えたらけっこうデメリットが多いんですよ。
・書きたいときにノートがない場合がある
・書きかけのノートがたくさん生まれる
・「これはどのノートに書こうか」など迷うときがある
・やたらとノートが増え,管理に困る
このデメリットを感じるのは,実際に1冊のノートにまとめるという方法を実践しているからかもしれません。
僕は実験として,「1冊のノートにまとめる」方法と「かなり細かくノートを分ける」方法と,同時進行でやってみたのですが,細かくノートを分けると,ノートに書くまでがちょっと時間かかるんですよ。
まずノートを探さないといけないし,「このノートに書いていいのかな?」と一瞬迷うことになります。
で事務所にバラバラ書きかけのノートが増えていきます。
対して,ノートを1冊にまとめる方法は,書くことに迷いがないのです。ノートに書くまでの時間は体感でも20〜30秒は違います。
こういう小さな積み重ねが大きな差を生みます。例え30秒でも迷い泣く1秒で書ける方法よりもストレスになっているはず。
分類することのメリットは少ない
我々の人生で「分類することのメリット」ってほとんどないのではないかとさえ思っています。
例えば,子どものおもちゃのお片づけ。
うちはこれを使ってるんですよ。
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娘に「ぬいぐるみはここ,おままごとのはここ」って教えてるのですが,まあキレイに分類はできません。そりゃ覚えれませんよね。
で,この本を読んだ僕は「そもそもおもちゃ片付けるのに分類する必要ある?」と疑問に思いました。
そして,トイザらスで大きめの箱を1つ買ってきて「これに全部入れて」と言って娘に渡したところ,キレイに,そして速くお片づけができるようになりました。
※ちなみにこれです。
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どうしても分類したい場合は,まずは1箇所に全て集めてみて,その中で「この種類のものは多いな」と思ったものは別で管理すればよいと思います。
例えば僕ならダンスのことはやはり書く頻度が多いので,それだけは別のノートにし,他のアイデアだしや読書ノートはもう完全に1冊にまとめています。
ノートを1冊にまとめる最大のメリット
ノートを1冊にまとめるメリットはとても多いです。
・書くときに迷わない
・書いたことは必ずそこにあるという安心感
・1冊だけなので,それだけを持ち歩けば良い
最大のメリットは「読み返すことによって情報が混ざり,良いアイデアが生まれる」ということだと思います。
アイデアというのは,既存の情報の組み合わせなわけで,ぼーっと読み返すことによって,頭が整理されながら意外な刺激を得ることができるものです。
これはやってみないとわからないと思いますので,やはり読んだだけでなく是非実践して欲しいですね。
僕なんかはこれのおかげでやりたいアイデアが増えまくってます。時間が足りません(笑)
まとめ
有名な本なので,けっこうな人が知ってるかもしれませんが,ノート術の先駆者的な本なので,読んだことがない人はぜひ読んでみてください。
著者のノートの例とかも見れて楽しいです。
ちなみに僕はこれを読んで,スケジュール帳を捨てました。なんだかんだで使う頻度少なかったし。これからはスケジュールも1冊のノートにまとめます。
僕が学生に戻ったら,全ての教科のノートを1冊にまとめてみたいです。娘が学生になったらやってもらおうかな(笑)