10月1日より消費税が10%になり,それに合わせて「軽減税率制度」なんてものも施行されましたね。
あまりこういうことはブログに書かないのですが,この政策は本当に愚策だと思います。「日本政府,本当に大丈夫?」と心配せざるを得ない。
なんだかんだで自民党にずっと投票してた僕ですが,今回の選挙は自民党以外にしました。「消費税なくす」というマニフェストを掲げていた政党に入れましたよ。
今回の消費税アップと軽減税率制度の何が気に入らないかを解説します。
消費税を上げるたびに税収は落ちている
消費税を上げるからには,税収が増えて国が潤うという約束が必要なわけですよね。本当に国が豊かになるなら,まあ消費税が10%でも我慢しましょう。
しかし,消費税は上がり続けていますが,国が豊かになったという実感はないのではないでしょうか?
実際「消費税を上げると税収は下がっている」という結果が出ています。
▼【藤井聡】「消費増税」すれば、「税収」が減ってしまいます。
https://38news.jp/economy/11863
この記事だけでなく,いろんな経済学者の人がこのような主張をしています。増税して景気が良くなった国は今まででどこにもないらしいですよ。
逆にマレーシアなんかは消費税を廃止して景気はよくなっていますし。
という事実を日本政府が知らないわけがないんですよ。でもなんで増税してしまうんでしょうかね〜不思議です。
軽減税率制度はややこしすぎる
1万歩くらい譲って,消費税10%はまあ良しとしましょう。ただ,この軽減税率制度は許せん。なんだこのややこしすぎる制度は。
8%のものと10%のものが混在するってダメでしょ。これらの判断って現場の人間がするわけですけど,いちいちそんなこと考える暇があったら売上に直接関係することに力を使いたいわけですよ。
こんなの絶対にミスがおきるでしょ。人間なんだから。「ミスするな」っていうのは考え方としてはぬるいですよ。どうやったらミスが出ないシステムかを考えるべきであって。
こういう複雑なルールを国民全体に強いるってさすがにヤバいでしょ。小さいコミュニティでも複雑なルールだと守れない人いっぱいいるのに。
こういうルールはシンプルなほうが良いんですよ。例えば「トリアージ」。災害現場などで,怪我人の重症度を4種類の色のタグで判別し,重症な人を優先的に治療していくシステムです(コードブルーとかで出てきますよね)。
実際にこのルールを採用してから,災害時の生存率は劇的に上がってるんですよ。非常にシンプルで合理的なシステムですよね。
※そのあたりの話は「SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える (単行本)」という本に出てきますのでぜひ読んでみてください。
対して,軽減税率制度は,複雑で,全く合理的でないシステム。これに国民が従ってくれるって思っている時点でヤバいのではないでしょうか。
またこの軽減税率に対応するために,レジを設定し直したり,買い替えたり,説明会に足を運んだり,国民にお金も時間も無駄に使わせて何が楽しいのでしょうか。
これらに対応できなくてお店を閉めている人たちもたくさんいますからね。僕の家の前のパン屋さんも9月末でお店閉めてしまいましたし。国民が活き活きと働けなくて国が豊かになりますかね?
まとめ
と,軽減税率の話がテレビで出てきたときから「この法律は絶対にヤバい」と思っていたのですが,ついに実現してしまいました。選挙では僕は反対という立場だったのですが焼け石に水…
日本政府が考え直してくれることを願います。
ということをずっと思ってたのですが,メンタリストDaiGoさんがもっとわかりやすく僕が言いたいことを言ってくれてました。
この動画ぜひ多くの人に見てもらいたいです。
もっとシンプルに,手間なく,快適に生きていきましょうよ。