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月謝の払い忘れや払わない親への対策【ダンススクール】

ベータ

今回はダンススクールの月謝について,払い忘れや払わない親への対策について解説します。

個人でやっているスクールだと,月謝などの回収は現金というところが多いと思います。そんなときに案外多いのが月謝の払い忘れ,また,たまにいるのが月謝を払わない,払う意思がない親。

やはり適切に月謝を回収できないと,スクールを主宰する先生の生活も危ういわけです。月謝はきちんと回収するのがベスト。

 

ということで,今回は月謝の払い忘れを極力少なくする方法,そして,最終的には払い忘れゼロのためにするべきこと,あとは払わない親への対策を書いていきますので,お悩みの先生はぜひ読んでみてください。

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月謝を払わない親(生徒)はどうすれば良いのか

まずは絶対数としては少ないであろう「月謝を払わない親(生徒)」についての対策をサクッと終わらせてしまいましょう。

基本的な方針としては「きちんと催促をする」「2ヶ月分滞納したら受講をお断りして,退会させる」という感じで良いと思います。

最初,月謝を払ってもらってなくても,それはただの払い忘れかもしれません。なので,普通に,きちんと催促してください。

それでものらりくらりとかわして払う意思がないように思えたら,2ヶ月滞納した時点で受講を断ってください。もうスクールに入れなければ良いです。

それで払うようならいつもどおりに接すれば良いですし,払わないようでしたら退会させると良いと思います。

 

なぜ2ヶ月かというと,そこまで深い意味はありません。ここは皆さんのお好きにすれば良いと思います。「仏の顔も三度まで」と思うのであれば,3回の未払いまでは我慢すれば良いと思いますし。

 

個人でやられている多くのダンススクールの先生が,指導も事務作業も1人でこなしていることと思います。そんな中で月謝を払わないような人間が自分のスクールにいるというだけで,何をしているときもそのことが頭から離れなくなります。それは非常にストレスになるし,他のきちんとした生徒の指導をすることも集中力にかけるかもしれません。

なので,そういう輩は自分のスクールから排除したほうが良いでしょう。

 

「退会させるけど,払ってもらってない月謝は意地でも回収すべきか?」と言われたらこれもどちらでも良いと思います。回収できるのであれば回収すれば良いし,できそうになければ諦めても大丈夫です。月謝2ヶ月分で自分のストレス源を排除できたと考えたら安いものです。

月謝の払い忘れを防ぐにはどうすれば良いのか

月謝を払わない親よりも絶対数が多いのは「払い忘れる人」です。この方たちは悪気はありません。なので催促すればすぐに支払ってくれます。

しかし,支払いが1週間遅れただけで,ちょっと生活が厳しくなるという場合もあるのです。とくにゴールデンウィークの前とか正月休みの前とか,1回忘れられると回収するのもお休みが終わった後でしょ。これでキャッシュフローが悪くなったするんですよね。

ということで,払い忘れを防ぐ方法を解説しますので,できそうなことからやってみてください。

前提として払い忘れゼロはなかなか難しい

僕も10年以上ダンススクールをやっていますが,払い忘れはなくなりません。ずっと昔からいる生徒は慣れているので払い忘れはほぼないのですが,最近入会してきた人とかはやはり慣れてないのでどうしても忘れてしまうんですよね。

なので払い忘れゼロはなかなか難しい課題だと思うので,そこは割り切ったほうが良いかもしれません。完璧主義すぎると,払い忘れが起きるとストレスになります。

やるべきことは「払い忘れの確率を減らす」ことだけなのかなと思います。

入会時に説明する

入会するときにいろいろ説明すると思うのですが,このときに「月謝の払い方」について説明しておきましょう。

・前月末までにお支払いください
・お釣りがでないようにご用意ください
・封筒に入れてください

など,自分のスクールのルールにのっとって説明してください。

意外と説明を忘れているパターンも多いです。

月謝袋を用意する

月謝袋を用意しておくと,払い忘れが少し減ります。生徒の保護者の方が言っていたのは「月謝袋が目に入ると『あ,払わなきゃ』って思うんです」と言ってました。

ただこれでも完璧ではありません。月謝袋をなくす人もたくさんいますし,袋があってもなぜか使おうとしない人もいます。人間は完全には操れないのです。

月謝支払い日の前に連絡しておく

月謝支払い日の前日にメールやLINEで連絡しておくと,月謝の払い忘れが少し減ります。遅くとも当日のお昼くらいまでには連絡してあげると良いでしょう。

本当は生徒にしっかりと覚えておいて欲しいのですが,生徒全員が完璧に覚えているということも残念ながらありません。

月謝の払い忘れをなくする方法

できるだけ払い忘れの確率を減らすことが重要ですが,それでも払い忘れは起きてしまいます。

催促って嫌ですよね。できればしたくないです。なので,強制的に月謝を回収する方法も紹介します。

自動引き落とし

払い忘れもなくなり,催促しなくてよくなる方法,それは「自動引き落とし」で月謝を回収することです。

もしかしたらすでに導入しているダンススクールもあると思います。これは自動的に生徒の銀行口座から引き落としされ,こちらの口座にまとめて入金されます。スポーツクラブなんかはもう完全に自動引き落としです。

スクール内でのお金のやりとりをしなくてすむし,誤差などのミスもなくなりますよね。

クレジットカードでも自動引き落としができる

自動引き落としと言えば,銀行口座が思い浮かぶと思います。スポーツクラブなんかは,入会するときに銀行の通帳と印鑑を持っていき,書類にいろいろ書いて手続きするわけです。

最近だと銀行口座ではなく,クレジットカードで自動引き落としができるようになるサービスもあります。クレジットカードなら銀行口座と違い,ポイントやマイルが貯まるので,生徒の満足度にも繋がってきます。

クレジットカードで自動引き落としができるのSquare(スクエア)だけ

スクエア以外にも決済端末の競合ってあるのですが,自動引き落としができるのが今のところスクエアだけみたいです。なので僕はスクエアを選びました。

スクエアがあると,もちろん普通にクレジットカードでお支払いもできるようになりますよ。

 

▼スクエアの詳細はこちら

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自動引き落としはできないのですが,「AirPAY(エアペイ)」というサービスもあります。こちらは決済端末の他になんとiPadまで無料になるんですよ。iPad普通に欲しい…

 

▼決済端末とiPadが無料▼




カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス

自動引き落としの導入の仕方

「現在は現金で月謝のやりとりをしているけど,払い忘れが多いので,自動引き落としを導入したい」と思っている方に,上手な導入の仕方をお伝えします。

いきなり全部変えない

ダメなのは生徒全員いきなり現金から自動引き落としに強制的に変更することです。反発がきますし,何よりこちらも慣れてないのでミスが起きます。

そのミスが生徒全員に影響するとなると怖いですよね。

 

なので,まずは「希望者」を募ります。「自動引き落としができるようになりました」みたいなお知らせを作成し,支払い方法の変更を促していきます。自動引き落としの需要はけっこうありますので,まずは絶対にしたい人が集まってきます。

いきなり大人数を相手にするとこちらも混乱しますし,ミスもします。それよりも少しずつ増やしていってこちらもいろいろ学ばせてもらうのです。

銀行口座よりもクレジットカードのほうが手続きは楽

実は僕は銀行口座の自動引き落としの設定はやったことがないのですが,銀行員の生徒さんに聞くとけっこう面倒くさいみたいです。

生徒に書類は書いてもらわないとダメだし,こちらも変更する場合は紙に書いて送らないといけません(オンラインでもできるようにですが,お金がかかる銀行もあるみたいです)。

その点スクエアを導入してクレジットカードで手続きするほうが楽です。スクエアの管理画面上から生徒にメールをして,そのメールに貼ってあるリンク先で生徒がクレジットカードの情報を入力してくれるだけでOKなのです。

金額の変更とかもオンライン上で簡単にできるし,手間を省きたいのであればスクエアがおすすめです。

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自動引き落としを促す方法

新規入会者には自動引き落としを強制しても良いですし,選ばせても良いと思います。

今いる生徒にはできるだけ多くの人に自動引き落としにして欲しいと思いますが,なかなか現金の支払いから変えてくれない人もいます。

キャンペーンをやる

100%は無理でもできるだけ多くの生徒に自動引き落としにして欲しい場合はキャンペーンなどをやるのも良いでしょう。

自動引き落としにしてくれたら最初の1ヶ月分の月謝を割引するとかいいと思います。物販もやってるスクールなら「オリジナルTシャツプレゼント」とかも良いかもしれません。

お知らせプリントを工夫する

お知らせプリントには自動引き落としにしたときの生徒のメリットもはっきりと目立つように書いてください。

・毎月月謝を用意する手間がなくなる
・払い忘れがなくなる
・ポイントやマイルが貯まる

など。

手数料について

自動引き落としをするときは手数料についても考えたほうが良いと思います。決済を他のサービスに任せるので,手数料は絶対にかかります。

スクエアの手数料を例として見てみましょう。

・月額利用料: 無料
・振込手数料: 無料
・POSレジアプリのインストール: 無料
・払い戻し手数料: 無料
・チャージバック手数料: 無料
・アカウントの無効化: 無料
・決済手数料 3.25〜3.75%(自動引き落としの場合は3.75%)

スクエアに関しては決済手数料以外は無料でお金がかかりません。超シンプル。

他のサービスはわからないので,よく調べたほうが良いでしょう。

 

月謝5000円を自動引き落とし決済をすると,決済手数料は3.75%の187円です。

「キャッシュレス・消費者還元事業」に申請して通ると,2020年6月までは2.16%になるので絶対に申請したほうが良いです。約1.5%変わると全然違います。

 

クレジットカードではなく,銀行口座からの引き落としをお考えの場合,手数料は銀行に問い合わせてください。僕が聞いた銀行だと決済1件につき50円です。クレジットカードの自動決済よりは安いです。

ですが,口座に残金が残ってなかったら引き落としができないのですが,その場合も50円かかります。そのあたりが面倒だなと思います。クレジットカードなら残金不足というのはないです,やっぱそっちのほうが良いかな〜と思っちゃいます。

自動引き落としを導入するメリット

自動引き落とし(銀行口座でもクレジットカードでも)を導入すると,毎月の月謝のやり取りが減るので,手間が減り,ミスが減り,結果自分の時間が増えます。その時間で勉強したり,自分の時間にあてたり,とにかくメリットが多いです。

生徒にとっても,支払い方法が多いというのはメリットです。ポイント還元なども受けれるのでお得になります。

まとめ

今回はダンススクールの月謝の払い忘れや払わない親への対策を紹介しました。

ざっとまとめると以下のようになります。

・払わない親がいる場合は,基本的にはその人から離れる
・自動引き落とし(銀行口座やクレジットカード)は払い忘れ防止に効果的
・自動引き落としを導入すると生徒にも自分にもメリットがある
・手数料はかかるが手間が減り時間が増えるからやったほうが良い
・個人的にはクレジットカードでの自動引き落としがおすすめ

とくに自動引き落としを導入すると「払い忘れ防止」「現金やりとり時のミスの減少」「手間や時間が減り,楽」などなど,一石二鳥にも三鳥にもなると思いますので,現金だけで月謝のやり取りをしている方は今すぐ導入の準備をしましょう。

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ダンサー/ダンススタジオ経営
人生は永遠のベータ版。常にアップデートをする。
このブログでは僕の人生をアップデートするための情報をライフログとして更新していきます。
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