読書のスピードと理解度がめちゃくちゃアップした5つの読み方
年間100冊以上の本を読む僕ですが,あることで悩んでいました。
それは,たくさん読書をしているはずなのに,本の内容がほとんど頭に残っていないということです。
ただ本をたくさん読んでいる自慢をしていて,自分の人生はほとんど変わっていないことに気がつきました。
これではいけないと思い,読書の仕方を改善するために,読書術の本を読んだり,YouTubeで動画を探してみたりしました。
そして,ようやく自分に合っていて,かつ,読むスピードと理解がめちゃくちゃ向上した方法を見つけることができました。
今回の記事ではその本を読むスピードが上がりつつも,本の内容をかなり覚えているという方法をシェアしたいと思います。
いくつかあるので,簡単に実践できる順番で紹介したいと思います。
1. 本を立てて持って読む
まずは,今すぐにでもできるのが「本を立てて持って読む」ということです。
おそらく読書のスタイルで1番多いのは「デスクの上に本を置いて,目線を下に落として読む」という姿勢だと思います。
僕は,本のほうを目線の高さまで持ってきて,本を立てた状態で読むようにしたら,すごく集中できるようになりました。
理由はわかりませんが,本を立てて読むと,本以外のものが視界に入らないんですよね。
本をデスクに置いて,目線を下にして読むと,意外と周辺視野でいろんなものが視界に入ってきます。
立てて読むと少なくてもデスクに置いてあるものとかは視界に入らないので集中できるのではと推測しています。
また「スマホ首」というのが問題になっていますが,本を読むときでも下を向いていたら結局スマホ首と同じような状態になってしまいます。
身体の面から考えても,本を立てて持って読むのは悪くないと思います。
(手はちょっと疲れますが,疲れたら休憩してます)
2. 自然音を聞きながら読む
僕はあまり集中力がないので,周りの人がちょっと大きめな声で話していると本に集中できません。
とくにカフェとかで朝から本を読むのですが,だいたいお年寄りの方が多い時間帯なので,ちょっとうるさいんですよね。
そういう場合は,イヤホンで自然音を聞いてます。
自然音はまずホワイトノイズの役割があります。
ホワイトノイズは集中力が低い人にとっては,集中力が高まると言われています。
また自然音はリラックス効果があり,ストレスを軽減する効果もあるんですよね。
集中力アップとリラックス効果のコンボを狙って,本を読むときは基本的には自然音を聞いてます。
ちなみに自然音はYouTubeの動画をダウンロードして聞いてます。
3. わからない単語や専門用語を探して調べる
ここからが本格的な読書術っぽいですが,まずは「単語探し読み」をします。
本をパラパラめくりながら「自分がわからない単語や専門用語」を探し,線を引いてマーキングしておきます。
これが1週目。
そして,2週目,今度はマーキングした単語をノートに書き写して,意味を調べていきます。
意味を調べるときは,その単語の周辺を読んだり,一般的な用語だったらググっても良いと思います。
学生のころ,英語の長文を読むときにまずは意味がわからない英単語の意味を調べましたよね。
あんな感じです。
これもマーキングした単語全部やります。
簡単な本だったら10個もないと思いますし,難しめな本だったら20個は超えるかなという感じです。
これをやり終えた時点で,今から読もうとしている本の内容がなんとなくわかってきます。
あらかじめどんな内容が書いてあるのかを把握していない状態で読むのと,把握している状態で読むのとでは理解が格段に違います。
この単語探し読みはかなりおすすめですので,ぜひやってみてほしいと思います。
ちなみに僕は,この時点であまりおもしろそうじゃなかったら読むのをやめます。
4. 著者が解決したかった問題を探し,その答えを探しながら読む
次は3週目になるのですが,まず始めに「この本を通じて,著者は何を解決したかったのか」という「問い」を設定します。
これは「投資としての読書」という本に書いてあったことで,本を要約する場合,まず「要点」を押さえないといけません。
じゃや要点とは何ぞやということなのですが「要点=問い×答え×根拠」なのだとか。
これを読んで僕は「なるほど確かに」と思い,本を読むときはまず「問い」を探して設定することから始めました。
問いはだいたい「はじめに」「おわりに」「第1章」「表紙」とかを読めば設定できます。
そこで設定した問いの答えと根拠を探しながら3週目を読むのです。
例を挙げると,「スタンフォードの人生を変える教室」というちょっとボリュームがある本を読んだときは「意志力が弱い人がどうやって人生の目標を達成したり,成功するためには何が必要なのか」という問いを設定しました。
ここで初めて1冊を最初から最後まで読んでいくのですが,問いを設定している場合と,してない場合とでは,理解度と読むスピードが全然違います。
問いを設定していない場合だと,30分でだいたい30ページくらいしか読めませんでした。
しかし,問いを設定してから読むと,30分で70ページくらい読めるようになったんですよね。
問いに対する答えと根拠を探しながら読むので,ぼーっと読むということがなくなり,関係ないと思ったところはすぐに飛ばせるようになったからだと思います。
5. 要約をマインドマップに記録する
3週目を読んだら,今度は要約しながら読みます(4週目)。
そしてそれをマインドマップに記録しながら読みます。
3週目で問いを作って,その答えと根拠を探しながら読みました。
4週目は,その探した答えと根拠を記録していく感じですね。
記録は何でも良いのですが,僕は「マインドマップ」にまとめています。
マインドマップだと,記録した内容を順番を入れ替えたりするのが簡単なので重宝しています。
6. さらにアウトプットするためにブログに書く
これが最後です。
最後は記録したマインドマップを見ながらブログ記事にアウトプットしていきます。
ブログには,要点をすべてを書くと大変だし,それをしてしまうと本を読む意味がなくなるので,要点からとくに自分の気づきになった3つくらいを書いてます。
ちなみにブログはあらたに読書ブログとして立ち上げました。
もしよろしければチェックしてください。
まとめ
今回の内容をざっくりまとめると
・自分が集中しやすい環境をつくる
・1冊の本を最低4周読む
ということになります。
「4周読む」と言っても,1週ごとに読み方が変わります。
すべての文字を4周するわけではありません。
それでも,1冊の本を4周も目を通していると考えると,かなりの自信になります。
また自信だけでなく,間違いなく頭に残っています。
今回は僕にフィットした読み方なのですが,まず簡単にできそうなやつから試してみてください。