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Macでチャプター付きDVDを作成する方法 2021年改訂版 後半

以前「Macでチャプター付きDVDを作成する方法」という記事を書きました。今回はそれの改訂版の後半です。

この記事だけ読んでも大丈夫ですが,流れを知りたい場合は以下の記事も参考にしてください。

Macでチャプター付きDVDを作成する方法
Macでチャプター付きDVDを作成する方法 改訂版 前半

 

運営するダンススクールで発表会を行ったのですが,その発表会のDVDを作成するのも僕の仕事。

最近はDVDやBDなどの需要は減っているっぽいのですが,まだまだDVDユーザーは少なくありません(動画納品だと観れない人とか全然いる)。

販売するので最低限のクオリティを維持して作成しなければいけません。その最低限というのが「チャプター付き」であるということ。

今回はmacでチャプター付きDVDを作成する,僕がやっている方法を紹介します。

先に断っておきますが,僕は動画編集のプロではありませんので,専門用語とかはほぼわかりません。いろいろ自分で調べながらやっています。逆に言えば,そんな素人でもできるということなのです。

作業環境

まずは僕の作業環境を書いておきます。

マシン:Mac mini (2018)
プロセッサ:Apple M1
メモリ:16GB
OS:macOS Big Sur (ver11.2.1)

Macでチャプター付きDVDを作成するおおまかな流れ

まずMacでチャプター付きDVDを作成するおまかな流れを把握しておきましょう。以下の4つの手順をふみます。

1.動画編集をして,書き出す

2.書き出した動画にチャプターを付ける

3.DVDオーサリングソフトでディスクイメージを作成する

4.ディスクイメージからDVDディスクを作成する

動画編集などの初心者であれば,まずはおおまかな手順(アウトライン)の把握は必須です。あれやこれやしなきゃいけないって考えるだけで混乱してしまいます。

「まずはこれ」というふうに作業に集中する必要があります。なので,必ずこの4つの手順は意識しておいてください。

1.動画編集をして,書き出す

最初の工程は,動画編集と書き出しです。

動画編集とは,不要なところを削ったり,字幕をつけたり,エフェクトをかけたり。

動画編集をするためにはそのためのソフト(アプリ)が必要です。僕が使用しているのは「Adobe Premiere」です。今回はAdobe Premiereについて説明します。

他のアプリの場合は別のサイトを参考にしてみてください。

ただ今回は動画編集については割愛させていただきますが,この時点でチャプターを入れなくても大丈夫です。

(1)形式をH.264にする

編集したシーケンスを動画に書き出します。

実は書き出しの設定についてはあまり詳しくないのでもっと他に良い設定があるかもしれませんのでご了承ください。

基本的にはこの時点ではできるだけ高品質な動画を書き出すのが良いのではないかと思っています。

 

これはAdobe Premiereの書き出し設定の画面です。まず形式を「H.264」にします。

(2)「SDR最適化」と「最高レンダリング品質を使用」にチェック

次に「SDR最適化」と「最高レンダリング品質を使用」にチェックを入れます。これだけです。

この設定で書き出すと拡張子が「.mp4」の動画が書き出されます。

普通DVDを作成する場合は「MPEG2-DVD」にしないといけないのですが,それは後からやりますので,この時点ではこれでOKです。

▼参考にしたサイト
さらば「Encore」。DVDを焼くならやっぱり・・・ | Vook(ヴック)

2.書き出した動画にチャプターを付ける

動画編集が終わり,動画ファイルとして書き出したら,その動画にチャプターをつける作業をします。

チャプターは「mChapters」というアプリでつけることができます。App Storeで610円で購入できます。これは買いましょう。

(1)mChaptersを起動し,チャプターをつけたい動画ファイルを選択する

まずmChaptersを起動します。

(2)「マーカー」から「テキストトラックを追加」を選択

上部メニューの「マーカー」から「テキストトラックを追加」を選択します。

 

そうすると動画の1番最初,0秒のところに最初のマーカーがつきます。

(3)好きなところにチャプターをつけていく

画面右のシークバーを操作し,チャプターをつけたいところまで持っていきます。

それから画面左下の「+ボタン」を押すとまたチャプターがつきます。

 

こんな感じですね。この調子で好きなところにチャプターをつけていきます。

(4)保存して動画をチェックする

つけ終わったら保存し,動画をチェックします。

mChaptersは動画ファイルにテキストファイルを追加することでチャプターをつけてくれます。なので画質などに変化がありません。これはとても嬉しいことです。

 

チャプターがつけることに成功していると,動画ファイルにこのようなチャプターがつきます。これでチャプターがしっかりとついているということになります。

たとえDVDにしなくてもこのチャプターは便利だと思いますので,積極的に活用してみてください。

3.DVDオーサリングアプリでディスクイメージを作成する

チャプター付きの動画ファイルができあがったら,その動画ファイルをDVDに焼きます。

DVDに焼くアプリのことを「オーサリングアプリ」というのですが,今回は以下の2つのアプリを使用します・

Compressor(6,000円)
Toast DVD(2,440円)

ここでけっこうなコストになります。僕の場合は収益が上がるから良いのですが,無報酬でこの作業するのは合計で1万円近くコストがかかります。

 

DVDオーサリングソフトを使って動画ファイルをDVDに焼くとき,いきなりDVDに焼くと量産するときにいちいちオーサリングソフトをいちいち起動しなければいけないのが面倒くさいです。

なのでまずは「ディスクイメージ」を作成してください。ディスクイメージとはDVDとかCDとかのメディアをファイル化したものです。

ディスクイメージのファイルを右クリックすると「ディスクを作成」というメニューが出てきます。これを利用するといちいちオーサリングソフトを起動せずに,Finder上でDVDを量産できます。

(1)Compressorを起動する

まずCompressorを起動すると,上のような画面が出てきます

(2)Compressorで動画を読み込む

「ファイルを追加」から動画ファイルを読み込みます。

(3)読み込んだ動画をDVD用フォーマットに変換

「追加」をクリックします。

 

フォーマットの選択肢がでてきますので,「DVDを作成」で「Dolby Digital」と「MPEG-2(DVD用)」を両方選択した状態にしてから「OK」をクリックします。

(4)DVDの詳細設定をする

画面右側の「ジョブ」というところをいろいろ設定していきます。必要であれば適宜設定してみてください。

 

「ジョブ」の下のほうに「操作」というところがあるので,ここでお好みの設定をします。おもにメニュー画面やタイトルなどを決めるところです。

「出力デバイス」のところは「ハード・ドライブ」にしておいてください。これでディスクイメージができます。

(5)ディスクイメージを書き出す

設定が終わったら画面下部中央の「バッチを開始」をクリックします。

処理が始まります。

 

ディスクイメージ(拡張子が「.img」のファイル)ができました。

(6)ディスクイメージを展開する

ディスクイメージを右クリックすると「ディスクを作成」という項目が出てきます(SuperDriveなどが接続されてなかったら出てきません)。

本来ならばこれでDVDを焼くことができるのですが,どうも上手くいきません。

予想ですが,新しいMac OSはこのディクス作成にバグがあるような気がします(2021年2月現在)。

なので,ここからさらに一手間かけます。

このディスクイメージをダブルクリックして展開してください。

 

そうすると「AUDIO_TS」ファイルと「VIDEO_TS」ファイルが出てきます。この「VIDEO_TS」を使ってさらにディスクイメージを作成します。

(7)Toast DVDを起動する

Toast DVDを起動すると上のような画面が出てきます。

(8)フォーマットを「VIDEO_TSフォルダ」にする

左上にフォーマットを選択するところがあるので,これを「VIDEO_TSフォルダ」にします。

(9)さきほどの「VIDEO_TSフォルダ」を読み込む

ドラッグ&ドロップをしてさきほどの「VIDEO_TSフォルダ」を読み込みます。

(10)ディスクイメージを作成

画面下部中央の「保存先」を「イメージファイル」に設定して,右の赤い「保存」ボタンをクリックすると,ディスクイメージを作成します。

 

今度は拡張子が「.toast」というディスクイメージができました。

4.ディスクイメージからDVDディスクを作成する

このディスクイメージを右クリックしてから「ディスクを作成」をクリックします。

これでDVDディスクが完成します。

まとめ

ということで今回は「Macでチャプター付きDVDを作成する方法 改訂版 後半」でした。

Macでチャプター付きDVDを作成する方法
Macでチャプター付きDVDを作成する方法 改訂版 前半

以前書いた記事の方法が使えなくなってしまったので,けっこう試行錯誤しました。

この方法なら(2021年3月現在では)いけると思います。

DVDで映像を視聴することはたしかに少なくなりましたが,まだまだ便利な納品方法だと思うので,ぜひ試してみてください。